芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
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    CMあらかると
     テレビCM、これは短い時間に、できるだけ印象を持ってもらうために、さまざまな技巧が盛り込まれた一種のアートになっている。それなので、結構CM自体を楽しんでいる方もおられるだろう。しかしそうはいっても、ただの情報提示のためのものから、それこそ芸術と呼べるものまで多種多彩である。一級のものは、グラフィックを重視した美観的なもの、笑いを重視したコメディもの、発想の奇抜さを重視したアイデアものなどに分類でき、世の中の話題をさらっていく。
     例えばコメディ系のもので、近頃良い出来だったのが、石原良純氏の出演している「カップ焼きそば」のCM。これには、笑いが起きる要素がふんだんに使われていた。放送も終了したようなので気軽に解説してみよう。
     まず、普段の氏とのギャップがあること。お天気キャスターやバラエティの姿勢と違って、CMでは最初からかなりのハイテンションで見るものを引きつける。「引き込み」の技術である。そして、「縁起がいいから踊る」というような脈絡のない突発的な乗り。このような、文脈のない不可解さ、思考外の展開は笑いを誘う。観客も「乗せる」技術である。最後に、予測された内容の裏切り。思っていることとは正反対のことが起きると、人はより注目する。このCMでは、すごい意気込みで「踊るぞ」といっているのに、直ぐに「踊るわけねえだろ」と裏切る。そしてさらに、最後には踊ってしまっている。つまり、ここには二重の裏切りがあり、この「ツイスト」は見事としかいいようがない。宮部みゆき「レベル7」並みといっていい。
     
     過去にも沢山良いCMがあった。それらを振り返えると、概して、良いCMは短命であると感じる。何故なら、そのものは良くても、うんざりするほど連続して見せられると流石に、飽きてしまうからだ。最近でいうと、「そんぽ24」とかは典型。印象第一のCMにとって、インパクトを保つためには、放映回数、期間を限定されることも重要なファクターといえよう。この意味で、真にCMの余韻を楽しむためには、テレビとの接し方も問題となろう。個人的にいうと、真田氏が飛んだり跳ねたりしてバスに乗る、サントリー膳のCM、良く分からないけど、外人が突如「IMAGINE!」とか絶叫し始める車(?)のCM(?。知っている方いませんよね?)とかは、もう一度見たい。さらに、「膳」が出てきたのでいうと、シリーズものも、当然ながらCMに付加価値をつける要素である。最近でいうと、「TEIJIN」とか「ライフカード」など。やはりストーリー性が大切である。付け加えると、続きはwebで、はよろしくない。Webで見ても面白さは半減する。合間合間の臨場性がなくては、形無しとはいわないが、物足りなさを感じる。
     CMはまだ論じたいことがあるので、機会があったらまた書きたい。これからも、秀逸なCMを期待して締めくくる。
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    コメント
    この記事へのコメント
    am/cm
    CMってBGMも大事ですよね。
    特に車とかブランドイメージが大切な商品だと。

    洋楽に詳しくなったら知ってる曲が一気に増えますよ。
    たまーに曲名が思い出せなくてイライラするときもありますけど。

    CMについてはうちでも取り上げてみますね。
    2006/04/03(月) 02:20:59 | URL | tavelins #-[ 編集]
    sentimental cm
    確かに。
    やたらと、ラヴェルの「ボレロ」とか、「オーシャンゼリゼ」とか使うものも増えて、やはりオリジナリティが薄いのは興が冷めますね。

    では、楽しみにしてます。
    2006/04/03(月) 13:43:35 | URL | wevecat #-[ 編集]
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