芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
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    エルネスト・エベール年譜


    エルネスト・エベール(Ernest Hébert 1817-1908)は、新古典主義の流れに属するフランスの画家。関連書籍やweb検索にヒットする数などを見ると、やはり日本では、同時代の新古典主義画家たち(ブーグロー、カバネル、エネル、ジェロームなど)と比べても、かなりマイナーな画家に属するのだと思います。
    しかし、パリと故郷のラ・トロンシュ(イゼール県)には、彼の個人美術館があり、特に、パリに国立の美術館があるというのは、彼がそれなりの地位を持った画家だということだと思います。
    それは、彼のキャリアを見れば一目瞭然で、サロンでローマ賞を得て、アカデミー・ド・フランスで学ぶという、まさに一流画家の王道を通り、さらには、そのアカデミー・ド・フランスの院長に二度も就任しているという肩書きは、新古典主義の巨匠アングルにも並ぶものです。
    エベールの絵の特徴は、新古典主義の精確な、そしてスマートなデッサンをベースとして、柔らか味のあるマチエールで、とても幻想的な感じを醸し出していることだと思います。
    これは、当時流行したオリエンタリスムの影響や、エベールが多くの時間をローマで過ごしたことで、彼がオリエンタリスム画題を主題にすることが多かったことにも求められるかと思います。彼の描く女性像は、異国の神秘的で、妖しい雰囲気を漂わせています。
    エルネスト・エベールについては、残念ながら、知る範囲では、web上で読める日本語文献はほとんどない状況です。このブログでは、僕がパリで仕入れた『Ernest Hébert Entre romantisme et symbolisme』(ラ・トロンシュの方の美術館のカタログらしい。パリの美術館の方のカタログは必死で探したもののありませんでした)から彼についての情報を紹介していきたいと思います。まず、ここでは、基本情報となる年譜を載せます。また、フランス語の文献を訳しながら読んでいる状況なので、情報に絶対の確信が無いことを断っておきたいと思います。また、その都度、情報は更新されることがあります。


    1817 11月3日、アントン・オーギュスト・エルネスト・エベール、グルノーブルにて誕生
    1827 バンジャマン・ローランのアトリエに通う
    1834 パリへ赴く
    1839 ローマ賞を得る
    1840‐45 アカデミー・ド・フランスの生徒としてローマ留学
    1848 パリに戻る
    1850 「マラリア」をサロンに出品。国家買い上げとなり成功を得る
    1853 レジオン・ドヌール勲章(シュヴァリエ)受章
    1867 アカデミー・ド・フランスの院長に就任(‐73)
    1874 パリに戻る
    1882 パリの美術学校の教授に就任
    1885 再び、アカデミー・ド・フランスの院長に就任(‐90)
    1890‐96 ローマに滞在
    1903 レジオン・ドヌール勲章(グランクロワ)受章
    1908 11月4日、91歳でラ・トロンシュにて死去


    last update:04/11/2012
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