FC2ブログ
芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
  • calendrier
  • みんなのミュシャ Bunkamura
    日本でも数年おきに回顧展が開かれ、盛況となるミュシャ展。
    今回は、ポスター作品を中心に、その後のミュシャ様式の受容、展開を含めて、ミュシャを包括的に扱う企画展です。東京展以降1年をかけて巡回するようです。

    プラハのミュシャ財団監修で、出展作品もほとんど同財団からのものだったと記憶しています。直近では森美術館で2013年に開催されたミュシャ展が、ミュシャ財団のコレクション展でした。
    財団がミュシャのポスター作品を多数所蔵していることは知っていたのですが、これほどまでにフォロワーの作品も所蔵していたのは知りませんでした(もちろん現地常設にはなかったです)。

    ミュシャの代表的なポスター作品はかなりカバーされており、『装飾資料集』などの習作デッサンなども展示されていました。
    明示的にミュシャの多用したデザインを説明し、その後のフォロワーによる展開を見せていたので、とても分かりやすかったですし親しみやすい企画展だと感じました。
    多くの方が、ミュシャっぽい、を感覚的に理解はしていますが、技法的かつ通時的に整理して捉えていることはほぼないと思います。
    日本の漫画家のイラストレーションも多く展示されていました。Illustrator、Photoshopなどデジタルに頼らない時代のインク、ポスターカラー等による作品と思いますが、時代感が出ていて味わいありました。現代のソフトありき世代にはこの時期の漫画家、イラストレーターの繊細な色遣い・技法は失われているのでしょうか。

    また最近増えてきた写真撮影可能コーナーですが、今回もセクション限定でありました。
    しかし、前回「バレル・コレクション展」でも実際に見たのですが迷惑的な撮影をしている方もいて、そのような行為がアンケートや監視員に目についたのか、今回は離れた規制線から後ろで展示風景を撮影する、というレギュレーションに変わっていました。これは評価したいと思います。
    スポンサーサイト



    コメント
    この記事へのコメント
    コメントを投稿する
    URL:
    Comment:
    Pass:
    秘密: 管理者にだけ表示を許可する
     
    トラックバック
    この記事のトラックバックURL
    この記事へのトラックバック