芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
  • calendrier
  • 群馬県立館林美術館
    2001年開館の県立美術館で、初めて訪問しました。県立美術館なのに、恐ろしくアクセスが悪く、せっかく開放的な良い環境があるのにもったいない感じはしました。
    コレクションとしては、フランスの彫刻家フランソワ・ポンポンを軸に据えており、彼の代表作をいくつも見ることができます(ただし、作者が禁じた死後鋳造のものはオープンに展示できないなど少し問題もあるよう)。彼はオルセーのシロクマで有名ですが、それ以外の作品というと分からない人が自分を含め多いと思います。独特の曲線美をもった一連の動物彫刻群を見渡すと、改めてポンポンのオリジナリティや面白さが発見できます。また、別館として彼のアトリエを再現した展示建物もあり、併せてクオリティの高い展示内容になっていました。
    群馬県立美術館(高崎市、こちらもアクセス難)の印象派やルドンのコレクションもそうですが、近代フランス美術を推しているのはうれしい限りです。

    訪問した時は、「絵本・動物・地球展」という企画展が開催しており、絵本作家、挿絵作家らの原画を見ることができました。細密描写が圧巻の小田隆『系統樹マンダラ【真獣類編】』は特に印象に残りました。博物学的な正確さももちろんあり、動物のこまやかなしぐさや様相を真摯にとらえています。子供のころ図鑑を広げて自分も良く動物を描いていたのが懐かしくなりました。

    ライトな企画展が多いようですが、ここぞというものがあればまた行ってみたいと思います。
    スポンサーサイト
    コメント
    この記事へのコメント
    コメントを投稿する
    URL:
    Comment:
    Pass:
    秘密: 管理者にだけ表示を許可する
     
    トラックバック
    この記事のトラックバックURL
    この記事へのトラックバック