芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
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    グエルチーノ展 国立西洋美術館
    17世紀イタリア・バロックの画家、グエルチーノ (本名ジョヴァンニ・フランチェスコ・バルビエーリ)の展覧会です。
    本展の開催にはグエルチーノの作品を多数所有するチェント市立絵画館の2012年の震災による閉館が背景にあるとのことで、収益の一部は絵画館の復興に充てられるそうです。
    グエルチーノは生前から評価があり、ゲーテの称賛も浴びているほどですが、日本ではまだマイナーであり、客入り等も見るに個展としては少々マニアックな企画展かと思います。西洋美術館も作品は1点収蔵していますが、日本で見られる機会はほとんどない画家であり、個人的にもその場にて勉強といった感じで鑑賞してきました。

    構成はオーソドックスに彼の画業を振り返るもので、途中に同時期の巨匠グイド・レーニとの比較を試みたセクションがありました。
    地元チェントから作品が来ているので、グエルチーノの代表作・大作が見られるチャンスとなっており、満足度は高い企画展でした。
    グエルチーノの作品の特徴としては、まずダイナミックな画面構成にあり、大画面に多くの人物を動的に配するものや、パースペクティヴの凝ったものが多く、見応えのある、見ていて飽きない画面作りをしていると思います。
    人物表現については、写生に基づいて制作したということもあり、人体の量感や陰影を上手く表現していると思います。初期作品でも後期作品と比べてもそれほど見劣りするものがなく、早熟の天才というのは確かでしょう。
    人体表現では、レーニとの比較がされていますが、レーニの方は理想化された、やわらかい女性の肉体の表現に重きが置かれており、グエルチーノの女性にはない魅力を感じました。グエルチーノは人体の量感であったり力強さを感じるものが多く、ここは好みが分かれるところかもしれません。

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