芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
  • calendrier
  • スポンサーサイト
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    --/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告| トラックバック(-) コメント(-)
    【映画】るろうに剣心 伝説の最期編
    京都編を実写映画化した後編になります。前編に続きコメントを残しておきます。

    前編では、大久保卿暗殺から剣心の京都行き・志々雄との対峙を描き、後編は師匠・比古との再会~最終決戦とクライマックスを迎えます。
    キャストは引き続き豪華、アクションも文句なし、映像も素晴らしい、と前作から高レベルの仕上がり具合を見せていましたが、後編ははっきりいうと脚本、ストーリーテリングが飛んでしまった印象です。京都編が2部作とはいえ映画の尺に収まる以上、主要キャラクターの背景描写が省かれたり、十本刀が空気になったりすることは否めないというよりかは必定、どのように上手く削ぐかが重要と思っていましたが、逆に物語を進行させるために不可解なエピソードをこねて変な接続の仕方をしてしまったという印象を受けました。個人的に前編や原作の流れと比較対照して不可解と思う点を列挙します。

    ・志々雄一派が直接、白昼堂々明治政府と交渉
    ・しかも伊東博文が直接にお出ましして、志々雄一派と会食
    ・志々雄が、国盗り前の最大の余興である剣心との戦いをスキップして、明治政府に斬首させようとする
    ・本当に公衆の面前で斬首刑の茶番を仕組む明治政府、しかも茶番とはいえ罪状を方治に読ませている始末(刑の執行という純粋な国家権力の発露を反政府組織の民間人に関与させている)
    ・(茶番を知らない)左之助、薫は刑の執行を阻止できず、蚊帳の外で騒いでいるだけ
    ・明治政府に砲台を用意させていることに対策を打てず、射程距離範囲にわざわざ停泊して、大人しく撃沈される煉獄(そもそも最終決戦が無意味化していた)&この展開は志々雄一派にも死者は少ない方がいいとする剣心の意に沿わないジェノサイド
    ・捨て駒として剣心たちを処理しようとしていた伊藤が、どの面下げて帰還した剣心に顔を合わせるのかという状況なのに、さらに、あつかましくも武士に敬礼、などとその場を取り繕うとする偽善者っぷり

    と結構な場面で納得のいかない進行がありました。もっといえば、死にかけの翁が蒼紫を再び止めにいくのも変だし、志々雄に対し1対4でなりふり構わず倒し(殺し)にいこうとするのもなんだか、という感じがしました。
    このように個人的な見方ではいろいろと首をかしげる個所が多かったのですが、今回も大ヒットとなっているのは素直に喜ばしいと思います。
    キャストから追憶編へのコメントがでたり、作中にもその描写が入ったりと、もしや、と思わせる部分もあり、まだこれからのことにも注視していきたいと思います。
    スポンサーサイト
    コメント
    この記事へのコメント
    コメントを投稿する
    URL:
    Comment:
    Pass:
    秘密: 管理者にだけ表示を許可する
     
    トラックバック
    この記事のトラックバックURL
    この記事へのトラックバック
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。