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  • 【映画】るろうに剣心 京都大火編
    前作から2年、あの京都編が続編として映画化されました。
    前後編の2本立てで、前編「京都大火編」、後編「伝説の最期編」となっています。
    今回前編を見てきたので、以下簡単に感想を書いておきます(完全に内容に触れるので、見ていない方は注意)。


    * * * * *

    前編では、大久保卿暗殺→剣心旅立ち→新月村→葵屋・張戦→京都大火・煉獄戦までを描いています。
    るろ剣の中でも最長の京都編を映画化ということで、前後編でもまとめきれるのかどうかが懸念材料でしたが、必要なところは力を入れて削るところは削ると、なかなかバランスよくまとめていたのかなと感じました。ただし、テンポ良く進めるためには、キャラクターのバックグランドや感情の描写は薄くなることは否めないので、そういう内面描写に関してはやや物足りなさが残りました(犠牲となった警官、新月村など成功していた部分もあります)。あとは、今回初登場の蒼紫の唐突感は否めなかったので、前作の観柳編で原作に準じて簡単にでも触れておいても良かったのではないかと思いました。
    キャストは、前作では原作からのイメージが強くあって一部違和感がありましたが、2作目では、これはこれでアリ、もう許したという心境で、むしろ、張や翁らのクオリティに満足でした。逆にこれほど豪華なキャスト揃えられている、ということがすごいと思った方がいいでしょう。それでも、大久保卿とか歴史上の人物をそれなりに似せるべきなのでは、と思ってはしまいましたが。
    ダイナミックなアクション、セットの再現度・臨場感など、映像のクオリティは前作から引き続き素晴らしいものになっていました。
    音楽に関しては、アニメのサントラの存在感が強すぎるせいか、相対的に目立たなったように感じました(アニメと比較してしまうと、朝倉音楽のすごさを感じますね。それと張戦などは勝手に、T.Mもしくはラルクの音楽を脳内再生してしまいます)。
    今回も前作に続いてヒットしており、さらに来月には「伝説の最期」編の公開が控えているということで、一るろ剣ファンとしては嬉しい限りで、後編公開まで楽しみに待ちたいと思います。
    以下、物語の時系列的に一言コメントを残しておきます。

    ・神木/宗次郎は、SPECニノマエ役の実績通りの活躍だった。縮地の映像化はやはり難しいのかあまり再現性が高くはなかった。後編に期待。
    ・川路さんにはもっと感情入れて大久保卿の死を悲しんで欲しかった。
    ・剣心と薫の別れのシーンは、原作、アニメに続くものになるか期待していたが、明るい時間帯でごくあっさりしたものになっていて少々肩すかしだった。薫があまり感情を表に出さず、その後も寝込む、というようなこともなかった。
    ・操は原作の操のイメージではなかったが、怪鳥蹴りなどアクションは良かった。
    ・張戦は薄刃乃太刀は登場しなかったものの、臨場感、迫力のある剣劇になっていた。ただ、張を白木鞘の刀を使って倒した後の、原作でいうところの翁の「殺った…」感はなかった。
    ・翁が想像よりも強く、VS蒼紫はかなり見応えがあった。
    ・京都大火決行時の、ダミー志々雄は意味が良く分からず、茶番感アリアリだった。DBセル編のセルジュニアの立ち位置にもなっておらず、コスプレをしたショッカーみたいな感じ。だったら、原作よろしく、十本刀の数名を軽く投入しても良かったと思った。
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