芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
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    こども展 森アーツセンターギャラリー


    2009年11月から2010年3月までパリ・オランジュリー美術館で開催された展覧会を日本向けに再構成したもの、とのことです。
    なぜ4年もたって再構成されているのかは不明ですが、テーマとしては面白い企画展と思います。
    社会科学の領域ではフィリップ・アリエスの『子供の誕生(邦訳題)』がヨーロッパにおける子供観をテーマとする研究として有名で、近代化によって、保護・教育され、愛される存在としての子供が誕生し、絵画にもそれがあらわれてくるという内容が示されていますが、本展も近代以降の子供のイメージを読み解くうえで示唆に富んだ構成となっていました。
    近代以降も印象派、現代絵画までの絵画潮流のなかで、同じ主題において、表現はもちろん、役割や性質の変化等が見られるのが分かります。

    印象派以降は、充実した内容になっていましたが、それより前の時代については(序章~2章)、もっとヴァリエーション、展示量ともにあったら・・・、という印象で、個人的には物足りなさは感じました。企画展の構成上、デュビュッフ一族関係の作品が多かったです。
    注目したのは、カリエールとアンリ・ジュール・ジャン・ジュフロワの大作です。
    ジェフロワは、レオン・ボナ等に師事したフランスの自然主義画家です。万博出展作の「教室にて、子どもたちの学習」(1889年、上図)ついては、まず、大画面を活かした構図、パースペクティヴによって鑑賞者を引き込みます。そして、子ども一人ひとりに目を移しても、熟達したタッチにて、大振りながら生き生きと対象を描き出しており、単調さを感じさせません。

    印象派以降のセクションでは、エルネスト・ルーアール「書斎のジュリー」は、複雑な色遣いで、精神性を感じさせる絵画で良いなと思いました。
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