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  • 【ブダペスト】国立西洋美術館


    ブダペストの英雄広場に構える大美術館です。
    古代の神殿を模した堂々としたポルティコを持っており、まさに美の殿堂といえるようなファサードですね。
    1896年に建設され、1906年に美術館としてスタートしとのことで、100年以上の歴史を持っています。

    相当規模の展示スペースを有しており、それに見合った展示量を誇っています。
    常設展示に加え、企画展も開かれており、双方をじっくり鑑賞するとなると、一日コースになってしまいます。
    常設展示だけでも午前だけで見るのはきついところもあるので、午後に行くことをおすすめしたいと思います。
    近くには、グンデルやその姉妹店バゴイヴァールなどの知られたレストランもあります。

    展示作品は主にルネサンス~19世紀までのヨーロッパ絵画であり、オーセンティックかつ、ヴァラエティのあるコレクションを持っています。
    また、彫刻、考古学資料なども収蔵、展示しています。

    一回りしてみると、西洋絵画の中でも、フランドル絵画とスペイン絵画が特に充実していることが分かります。
    エル・グレコ、ムリーリョなどは作品数もあり、コレクションの核になっていました。加えて、スルバラン、リベラ、ゴヤ、ベラスケスなどの完成度の高いコレクションもあり、スペイン絵画の巨匠はフォローされています。
    フランドル絵画は、壁一面にずらっと展示してある独立したギャラリーがあって、正直一枚一枚鑑賞する時間がないほどでした。

    一応、訪問時に常設展示で鑑賞できたものについて、下記のように簡単にリストします。
    西洋美術館に関しては、公式HPが発達しており、収蔵品の画像を見ることができます(カラ―、モノクロ混合)。
    それなので、詳しい収蔵作品情報については公式HPを参照することをおすすめします(もちろん、展示替えはしているでしょうが、すべてが常設展示、公開されているわけではありません)。
    HPを確認すると、アメリングの作品などもっと出してほしいものもありますね。また、20世紀絵画も多く収蔵していることも分かります。

    ルネサンス

    ティントレット、ヴェロネーゼ

    スペイン絵画

    エル・グレコ、スルバラン、リベラ、ムリーリョ、ゴヤ、ベラスケス

    フランドル
    ルーベンス、ヴァン・ダイク、ヨルダーンス

    フランス絵画

    グルーズ
    トマ・クチュール
    ドラクロワ、シャセリオー
    コロー、マネ、ブーダン
    ドービニー、ディアズ、シャルル・ジャック
    モネ
    ルパージュ
    ギュスターヴ・ドレ

    シャセリオー作品は小品。ドレはあまり見たことない婦人胸像。

    ドイツ、オーストリア絵画
    ハインリヒ・フューガー
    ダンハウザー
    フランツ・アイブル、アメリング、ヴァルトミュラー
    ハンス・マカルト
    シュトゥック

    こう並べると結構そろっている印象です。
    アメリングは人物(頭部)習作と読書する少女の二点がありました。習作といってもレベルは相当高く卓越した技量を見ることができます。

    その他
    レイバーン
    セガンティーニ

    レイバーンは中欧ではここくらいだったと思います。セガンティーニは初期作あり。

    ***

    展示室は、順路が明確でなかったり(部屋がそれぞれつながっています)、一つの展示室の中の作品の国・時代なども統一されていなかったりと、展示についてはちょっとケイオスな感を受けました。結構なアバウト感、ざっくり感があります。
    ということで、順路が定めにくく、展示室も多くあり、広いので、見逃しがないように注意したいです。

    ブダペストの美術館はカメラチケット制をとっているところが多く、館内で写真撮影したい場合は別途チケットを購入する必要があります。写真をとるにあたり小さなチケットを見える位置に掲げることになりますが、それでも逐一監視員に注意・確認されて、カメラチケットを提示する、ということが何度も起こりました。
    ブダ王宮にある国立美術館も同じシステムで同様な体験をしました。結構不便な制度運用なのでここも注意が必要です。

    ハンガリーの美術館というとあまりコレクションが充実してないのでは、というような先入観もあるかもしれませんが、良い意味でこれを裏切ってくれます。
    見るべき名画が多く時間をとって鑑賞したい美術館です
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