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  • 【ウィーン】アルベルティーナ美術館


    ウィーンの中心に位置する美術館で、ハプスブルク家の宮殿としてあったものです。
    実際に行ったり地図を見たりすると分かるのですが、何気にホーフブルク王宮の一角を構成しています。

    この美術館は、教科書にも載る有名作であるA.デューラーのウサギの水彩画を収蔵していることで知られています。このデューラーの水彩、素描を代表として、版画や素描の一大コレクションを持つ美術館とのことで、公式HPには、「版画素描コレクションはゴシック後期から現代までの約 5万点の素描・水彩画と90万点の版画を網羅しており、世界でもっとも重要で包括的なコレクションの一つ」であると紹介されています。
    常設展示で、デューラーの作品4.5点と、ミケランジェロ、ラファエロのデッサン、ルーベンスの人物表情を描いたデッサンなど巨匠の作品を多数公開していました。デューラーの作品については、日の差す窓際に展示していて、光などの影響は大丈夫なんだろうかと、そしてこれは(レプリカじゃなくて)真作なのかと思ってしまいましたが。
    その他、ユベール・ロベール、グルーズ、フリードリヒ、シーレの作品もありました。
    数十万の素描・版画コレクションと聞くと、膨大な展示量で見て回るのが大変なのかと思ってしまいますが、実際に公開展示しているのはごく一部であり、2時間もあればゆっくり鑑賞できる程度です。
    また、展示室は宮殿の各部屋を利用しているので、宮殿の室内装飾、彫刻、家具調度品なども一度に楽しめる環境になっていました。特にシャンデリアなどはとても美しくかつ迫力ありましたね。

    素描コレクションを展示する宮殿の部屋のほかに、通常の美術館の展示室として整備されたフロアもあり、常設展、企画展に利用されていました。
    訪れたときは、「マネからピカソ」というタイトルでコレクションを紹介していました。
    モネ、セザンヌ、ルノワール、ドガなどの印象派、ポスト印象派周辺、ムンク、ピカソ、マグリットなど素描に劣らない近代画コレクションを展示していました。
    個人的には、ジャコメッティの子供を描いた絵が気になりました。

    ミュージアムショップも広く充実していて、デューラーのウサギグッズなどのオリジナル商品もありました。
    コレクションのクオリティーも折り紙つきで、宮殿内部も一見の価値ありですので、おすすめの美術館です。
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