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  • 【プラハ】プラハ国立美術館 シュテルンベルク宮殿


    Sternberg Palace
    Šternberský Palác

    プラハ国立美術館に属する美術館で、広く15-19世紀のヨーロッパ絵画を展示しています。

    美術館はシュヴァルツェンベルク宮殿の向かいに位置していますが、通りから奥まったところにあり、アクセスに関してはやや分かりにくくなっています。
    上の写真は入口を写したものですが、狭い路地を下っていくと入口門があり、奥に立派な美術館がひかえています。(ちなみに自分はさまよいました… 通りからは全然分からない…)
    入場券はシュヴァルツェンベルク宮殿と共通になっていました。

    プラハ国立美術館の中でもコレクションの充実ぶりは群を抜いており、まずもって鑑賞すべき美術館であると感じました。
    美術館は3階建てであり、最上階(現地でいう2階)がメインのフロアとなっています。
    おおざっぱに展示内容をカテゴリ分けすると以下のようになります。

    ・ルネサンス(ティントレット、ティエポロ)
    ・北方ルネサンス(クラナハ、デューラー)
    ・フランドル(ルーベンス、ファン・ダイク、レンブラント、ヤン・ステーン、メツー、ダウ、デ・ヘーム、サフトレーフェン、ヤコプ・ロイスダール、サロモン・ロイスダール)
    ・17-18世紀フランス絵画(グルーズ、ルブラン)
    ・17-18世紀スペイン絵画(ゴヤ、エル・グレコ)
    ・19世紀ドイツ・オーストリア絵画(フリードリヒ、ヴァルトミュラー、アメリング)

    ルネサンス、フランドル絵画が質、量ともにコレクションの核となっています。
    特にルーベンス、ファン・ダイクのコレクションは、ドーム部分の天井の高い特別の展示室が充てられていて、見ごたえ十分の大作がいくつも掛けられています。
    また上に掲げたように、ヤン・ステーン、メツー、ヘラルト・ダウなどなど著名なフランドル画家の作品も多く扱っています。

    さらに、地上階にあるギャラリーにはデューラーの巨大な祭壇画(「バラの祭」「薔薇冠の祝祭」という作品のようです)がありますが、貴重な作品であり必見ものでしょう。

    個人的には、19世紀のドイツ、オーストリア絵画もフォローしていたのもポイントが高かったです。
    今回、ビーダーマイヤー時代の画家、フリードリヒ・フォン・アメリングの作品が現地ウィーンで多く見られるかと思っていたのですが、意外にあまり作品とは対面できず、この美術館でアメリング作品(自画像)を見ることができたのは良かったです。

    プラハでは、このシュテルンベルク宮殿と、ヴェレトルジュニー宮殿を訪れれば、中世から近代までのヨーロッパ絵画を一望できるようになっています。
    プラハ城からすぐなので、時間があればスルーせずに行って欲しいですね。


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