芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
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  • ちひろと世界の絵本画家たち 損保ジャパン東郷青児美術館


    ※展覧会は前月で終了しています。

    いわさきちひろの絵本原画と、世界各国の絵本画家の原画を展示する企画展です。
    いわさきちひろは、子供のころから馴染はありましたが、表現技法などについても結構前から注目していて、是非原画を直に見てみたいと思っていました。
    今回、まじかに表現のテクニック、線描のスマートさなどを確認してくることができて有意義でした。

    今回の展覧会を通じて、印刷でちひろの絵を見ているのでは、余白、紙質・色、構成が、分からない/いじられているため、その魅力が不十分にしか伝わっていなかったということが非常に良く分かりました。
    絵本やポスター、はがきなどは、原画の一部をけずったり、余白を伸ばしたりしており(そして対象以外を白くとばしている)、こうした改変によってオリジナルの持つ良さ・意味合いが変わってしまっているのです。
    オリジナルは、当然ながら紙にそのまま着色しており、紙の質感、余白の持つ緊張感、にじみの微妙な発色など印刷では伝わってこない良さが、ちひろ絵の魅力をさらに増しています。

    世界の絵本原画の展示もかなり幅広く、文化などの違いも楽しめ面白かったです。ここでも「不思議の国のアリス」挿絵で取り上げたことのあるオクセンバリーのものもあり、やはり上手いなあと思いました。
    全体としては、もっとちひろ原画に絞って量を見たかったので、いつかちひろ美術館などに行けるといいなと思ってます。
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