芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
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  • 限定された合理性
    ハーバート・サイモンの理論に「限定された合理性」というものがあるみたいですね。
    かみくだくと、ホモ・エコノミクス的な観点で合理性を最大化しようとしても、それを行うフィールドがリアルな人間社会である以上、合理化に適応できない/ついていけない部分があるから、結果して限定された合理性しか達成できない、ということでしょうか。
    つまるところ、十分な効用が得られるレヴェルの合理化というのは、合理性の徹底化ではなく、ある程度の合理性が担保された「満足化」になる(ならざるをえない)ということとされます。

    図式化すれば、社会学や社会心理学あるいは人間行動学で描かれる人間の非合理的な側面を、経営の諸理論に織り合わせたものと簡単にいえるのでしょうが、経営や組織についての理論の中に早くから人間性・社会性に着目したものが確立されいたというのが興味深く、取り上げてみました。

    実社会の合理化というのは、計量的ないくつかの関数によってなりたっているのではなく、人間の持つ非合理的な要素も関数になってくるから、それらをひっくるめた最大化が「満足化」になるってことで、その不確定な要素を扱う社会科学もいってみれば実学である、とまとめることもできます。
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