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    ちびっこ吸血鬼は二度死ぬ


    このブログを彩る読み物、「ちびっこ吸血鬼」について、久しぶりに書いてみます。
    何気に、前回の記事を書いてから3年弱も経ってしまいました…
    きょう日、ちびっこ吸血鬼をサポートするサイトがほぼ見当たらないわけですが、ここでは変わらずに見守っていきたいと思います。

    相当に遅ればせながら、現在の状況について。
    「ちびっこ吸血鬼」シリーズは1999年に16巻をもって刊行終了となってから、2005年から「リトルバンパイア」シリーズに移行して復刊されていましたが、前回記事から今までの3年間でまたちょっとした問題が起こっていました…
    「リトルバンパイア」13巻が2007年7月に発売されてから、まったく続刊が出ていないのです。数か月おき、ある一定の期間で刊行されていた作品が、ピタッと止まってしまったのです。
    察しがつくとおり、出版社側の打ち止めってやつみたいですね。某掲示板で見ましたが、準オフィシャル的にも、「リトルバンパイア」14巻以降の(当座の)刊行予定はない、との回答が出ているようです。それから相当年月経って本当に刊行されないわけなので、「リトルバンパイア」はもう幕引きということを受け入れなくてはならなくなっています。
    これはもう一つの重要な結果を意味します。つまり、日本では未刊行の17巻~20巻が、「リトルバンパイア」シリーズの土俵を借りて翻訳・出版される可能性がなくなった、ということです(最初からなかった、ともいえますが。超楽天主義的に考えると、17巻以降刊行に合わせて引っ張ってる?などと妄想もしてしまいます)。

    出版社が採算が合わなくなったから、ということかと簡単に想像しますが、この辺はまあビジネスでやっている以上文句はいえません。しかし、一ファンとしては、好きな作品が、引っ張り出されて改題出版されて、最後はこんなふうに扱われてしまうことには納得がいきません。
    各国の出版状況を見ても、本国ドイツのように全巻出版されている国はなかったりする、その前に、日本並みに出版されている国も珍しい、とはいえるので、仕方ないことかもしれませんが、なーんかシャクゼンとしない感は残ります。

    自分を含め、おそらく有志の方は、出版社に問い合わせなりをしてきたと思いますが、版元にはもう期待できないように思われます(望めてもオリジナル14巻~16巻を絶版にしないことくらいでしょうか?)。
    個人的には、どこかの出版社が動いてくれて、17巻以降が川西芙沙訳で出版されることを夢に描いています… そうなると、ひらいさんの絵は権利上使用できないのかなと。

    現実的な話に戻ると、「ちびっこ吸血鬼」はこのようにうやむやなかたちで終結を迎えてようとしているようです。
    ただし、今ある「ちびっこ吸血鬼」シリーズの価値、魅力が削がれる、ということはありません。一ファン、一読者としてこれからも読みこなしていき、適度にここでも紹介していこうと思っています。
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    この記事へのコメント
    「ちびっこ吸血鬼」について
    はじめまして。
    「ちびっこ吸血鬼」シリーズのファンです。
    小学校の図書館でこの本と出会い、最後の方の巻は大学生の時にまとめ読みした覚えがあります。

    本日たまたま「ちびっこ吸血鬼」について検索したところ、wikipediaでドイツでは20巻まで出版されていること知り、さらにGoogle検索して、こちらの記事にたどり着きました。

    くもん出版では、全16巻という扱いだったので、続編があったことに驚きました。

    また新装版リトルバンパイアシリーズが13巻で打ち切り、17巻以降の邦訳予定もないこと等 残念に思います。

    私は昔からこのシリーズが好きでしたが、あまり売れていない・・・のが実状なのかもしれませんね。
    (個人的にはハリーポッターより、ずっと好きです。)

    話としては16巻で終わってもOKだと思いますが、ファンとしては本当のラストが気になるところ。
    (語学力がないので原書は読めないですし)

    ちなみにwebcat 様は映画版をご覧になりましたか?
    数年前にDVDレンタルで視聴しましたが、設定だけ借りた別物でショックを受けました。
    エンディングの曲は素敵なんですけれど。
    2010/07/31(土) 13:09:50 | URL | orange #V8GNoOP.[ 編集]
    orangeさん、はじめまして。
    昨今のファンタジーブーム?に押されて、影がうすくなっている「ちびっこ吸血鬼シリーズ」ですが、自分のように大人になっても読み返している方がいると嬉しく思います。

    自分も、最終巻と銘打ってあった16巻が歯切れのよいラストだっただけに、続刊の存在を知ったときにはかなり驚きました。
    17巻以降がどのような扱いなのか分かりませんが、仮に後付け的・後日談的なものであったとしても、邦訳で読んでみたいですよね。

    映画版はYouTubeであがっているものを少し見ましたが、イメージとかなり違っていいて(髪の毛が爆発しているような感じでしたかね…?)、本編全体は見ていません。
    確かに外見や設定等が違うと、日本版で親しんできた身にはあわなそうですね。。

    ちょっと不遇な扱いを受けてしまっている感は否めないですが、今でもこの作品を大切にしている人が多く残っているといいです。
    2010/07/31(土) 21:47:16 | URL | webcat #-[ 編集]
    映画版
    お返事ありがとうございます。
    何度もすいません。

    映画について補足すると、少年とちびっこ吸血鬼が友達になる。という所を除いてストーリーに共通点はありませんでした。

    原作の話を考えなければ、親子の愛情や子どもの友情を描いたファミリー向け映画として、無難な出来だったと思います。

    ちびっこ吸血鬼シリーズは、児童文学としても小説としても良書だと思うので、絶版などにならず、これからも読まれて欲しいですね!
    2010/08/01(日) 01:24:58 | URL | orange #V8GNoOP.[ 編集]
    Re: 映画版
    映画はドイツ版とアメリカ版があるんですね。
    たしかにアメリカ版はアントン役からして受け付けないです笑

    本家ドイツのちびっこ吸血鬼や、各国の翻訳でのちびっこ吸血鬼の姿が、作者のオフィシャルで見られます。

    http://www.angelasommer-bodenburg.com/uebersetzungen-translations.htm

    こうしてみると、ひらいたかこさんのイラストの洗練さが分かります。
    邦訳版を読んできた目からは、米独の実写がはずれているように見えても、しかたないですね。

    作者のストーリーテリングに加え、川西さんの翻訳とひらいさんのイラストがあったからこそ、「ちびっこ吸血鬼」は名作になっていると思います。
    2010/08/01(日) 23:49:18 | URL | webcat #-[ 編集]
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