芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
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  • ボルゲーゼ美術館展 東京都美術館


    ローマの名門貴族、ボルゲーゼ家のコレクションを収蔵するボルゲーゼ美術館の作品を展示する企画展です。
    今展は、東京都美術館が改修に入る最後の企画展でもあり、すでに展覧会が終了した現在は約2年間の休館期間に入っています。何かさびしいですね。

    あまりこれといった感想もないので簡単に。
    ルネサンス絵画は神話主題がメインなので、ギリシア神話を振り返っておくと理解が良いと再確認しました。自分は、入門向けの「すぐわかるシリーズ」をちょっと前に読んでいたのもありましたが、やはり神話内容やアトリビュートとかは深く絵画を見るうえでは避けて通れないと思います。夥しい神々のそれぞれの関係や物語を細部まで記憶したりというのは煩わしいのですが、たとえば「レダ」とか「アンドロメダ」とかが、どのようなヴァリエーションで描かれているかというのを知って作品を見るということは、絵画様式や個々の画家の趣向を見る際に比較材料となります。
    また、これは前々から感じていたのですが、一口にルネサンスといっても、画家の力量の差は歴然と表れているなと思います。ラファエロやティツィアーノが突出していて他の同時代人の追従を許していないと思わされます。今展にしても、デッサンにしても色遣いにしてもあまい作品がいくつもあったように思います。

    内容では、支倉常長の慶長遣欧使節の展示は面白かったです。日本史で習ったころを思い出す…。
    あんなに立派な肖像があるとは驚きました。
    あと2年もしたら、また都美術館の企画展のレビューを書けるんですかね。
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