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    大観と栖鳳―東西の日本画― 山種美術館


    渋谷区広尾に移転し、新しくオープンした山種美術館の企画展『大観と栖鳳―東西の日本画―』に行ってきました。
    前の美術館が展示室に統一感があまりなかったのに比べて、さすがに新美術館は広く、見やすくつくられていました。立派なカフェ、ミュージアムショップも併設。
    恵比寿駅から少々歩かなくてはならないのがネックかもしれませんが、前も九段下駅から結構歩いたし、渋谷・新宿に近くなったので個人的には問題なしです。

    新美術館開館を記念する特別展がすでに開かれてきましたが、今回の『大観と栖鳳―東西の日本画―』は、その3回目になります。
    東西の大御所的存在である大観と栖鳳にスポットをあて、彼らの弟子の作品まで含めた、東西画壇の比較、それぞれのヴァリエーションが展覧会の主題になっています。
    個人的には栖鳳に興味があるので、西方を注目して見てきました。

    両者を見比べると、大観周辺と栖鳳・直系弟子の作風の違いが決定的に現れてきますね。
    栖鳳や西村五雲、西山翠嶂などは、写生を重んじる四条派らしく、特に動きのある動物を描く際は、線の流し方・つぎ方が直線的・一筆書きではなく、色の塗り方も色の重なりが分かるような生き生きとしたものになっています。栖鳳は、建物など物体を描く際も、東方のように箱形ではなく、味のある線でそれを描いてます。
    押し並べて言えば、スケッチ的に絵を描いている感じです。それなので、見る人によっては、東京画壇の方が絵として完成している、堂々としている、と見えるかもしれません。
    ただ、このような描き方でも、一匹の猫を描いただけの「班猫」で、他にひけをとらない存在感をつくることもできてしまうわけです。鋭い観察眼と表現力のおかげなのでしょう。

    山種美術館は頻繁に行くわけでもないし、行っても作品が小出しされている感があったので、これからは機会にいって、広くなった展示室で作品をたくさん見れるといいです。
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