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  • 青山ユニマット美術館閉館


    2009年3月をもって閉館する青山ユニマット美術館へ行ってきました。

    2006年に閉館した箱根芦ノ湖美術館の作品を受け継いで、同年に青山の地に開館した美術館ですが、わずか3年で閉館というのもさびしいことです。
    公式の理由は、美術館の統括責任者の死去ということですが、ほとんどの人が思うようにあまり納得はできませんね。
    やはりあれだけのコレクションがあるのだから、一般に公開していてほしいし、何よりも閉館して作品がどうなるのかも気がかりです。とりあえず、今後一般公開する予定はないと公式には出ていますが。


    結構久しぶりに行きましたが、4階のシャガールの展示室は配置が若干変わっていました。
    色彩のつくりこみが見事な「ブルー・コンサート」や、おだやで色が良く配された「大きな花束」や「白い裸婦」。これらの気に入っていた作品も、見納めということでじっくり見てきました。
    3階にもシャガールの小品がありましたが、こちらはおそらく見ていないものも出されていました。画題、技法の異なったいろいろな作品があり、シャガールコレクションの充実振りが分かります。

    エコール・ド・パリの作品も、作品の展示が以前とは変わってました。フジタが増えていて、墨のネコも展示されていました。
    最後の企画展として行われていた、「ミレーとバルビゾン派の画家たち」ですが、前よりも作品数がなかった感がありました。
    ミレーの「犬を抱いた少女」「一日の終わり」は美術館を代表する良い作品だと思いますが、今回はトロワイヨンの作品がより気になりました。
    大作「水辺の牛」は、中央の光を浴びた牛と陰になった牛、この交わった牛たちにまず目が行き、後方の大地や池、そして空へと視点が広がっていく絵です。光の表現はもちろん、空間の表現に目を見張る作品で、画面の多くを占める空も明暗のトーンが上手く表現されています。
    もうひとつの作品「羊飼い」は、暗い画面に、黒褐色のうごめく羊たちと羊飼いを描いた一種独特な作品です。背景の厚い雲も怪しさをかきたてています。


    結局、楽しみにしていたまだ見ぬ所蔵コレクションは見ることがなく終わってしまいました…。見逃した自分も悪いのですが、出していない作品も結構あったと思うので本当に残念です。展覧会に貸し出しとかしてくれて、そこで作品に再会できる日がくることを祈っています。
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