芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
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  • 自分自身のためのまとめ
    ついに、学生を辞めるときがきてしまいました。
    高校に行かない同級生もいたし、大学でも人より多く在籍したわけで、長い間学生をやっていたんですが、終わってしまうのはやはりさみしい。
    学生であれば、これまでどおり、たっぷりある時間を使って、絵を見たり、描いたり、音楽を練習したり、本を読んだり、徹夜でゲームしたり、好きなだけ寝れたり、たまに勉強したりできるわけですが、それともお別れです。これからは、本当に当たり前といえばそうですですが、労働がメインの経済社会の中で生き抜いていかなくてはならない…。そこでは、いままでの自分をつくってきたものごとや関係とは、距離をおかなくてはならない。
    こんな風に、仕事や「社会」をネガティヴに捉える面もあり、それは正直なところ、大きな部分を占めていますが、反面、もう学生ではいられなくなっている、というところもかなり感じていて、今は、どっちつかずな、不安定な心持ちでもあります。良くしてくれた先輩ももう一人もいないし、同級生はすでに働いているし、毎年、年の離れた若い人たちがやってくると、居場所というのが狭くなるし、大学の本来の目的である、勉強もプライオリティがなくなってくる。大学五年という年は、自分にとって整理の年でもあったし、やはり、大学一年や二年という、そのときのポジションの大切さも気づけた年でした。昔のようにはいられないという自明なことは、こういう区切りの年になって嫌でも思い知らされます。「…けれど人だけは変わらない。―そんなコトはない」という某漫画の台詞が響いてくるなあ。
    しがみつこうとせず、やっていくしかないです。まあ、しがみつこうとするべき価値も持ってないというもの本音ではあります。

    趣味である絵は、これからも細々とやっていこうと思ってます。
    最近は、言い訳がましいけれど、本当に想像力が枯渇してしまっている状態です。描きたいものは浮かぶけれど、それ以外の背景や構図がほとんど浮かんでこない…。画面構成がまったく成り立っていない。後輩といっても、同級生に、いろいろなものを組み合わせたり、奇抜なパースで、面白い空間表現をしたりして、とてもユニークな絵を描く人がいるんですが、こういう人が近くにいて、さらっと魅力的な画面構成をつくっていると、閉口してしまいます。
    ということで、5年目の年に、抽象に踏み出したのは、自分でも必然の流れだったかなと思えます。初めの作品は何も考えず、さらっとつくってしまったけれど、それから今も続けられていて、具象よりもメインになっている感があるし。
    写実はある程度の壁に到達して、その先の装甲盤はつきやぶれないですね。昔描いた絵を見て、下手だなあ、今はもっと描ける、というのが上達の実感といわれるものですが、それがない…。中高の絵を見返して、普通に、昔の方が良い絵を描いている、と思ってしまう。
    だけど、大学から本格的に始めた人物では、上達したといえるかなあ。向上心は前よりも薄くなったけれど、人体をもっと上手く描けるように頑張りたいとは思ってはいたり。
    …でも、実際は、バストアップくらいの人、つまり顔、表情がメインで、それ以外のデッサンはまったく取り掛かろうとしていないという…。これが美大と比べて、趣味レヴェルの大きな限界点ではあるんです。そして、時間かけたらそこそこには描ける、という安易な思い込みと惰性のせいで、毎日デッサンを繰り返すという、王道を通らなかったのも問題だった!。人体は「描き慣れ」が一番出るものだと思っているので、週一でも月一でも、人体ばっか描く日をつくれたらと今になって思っています。こういう積み重ねが、想像力を取り戻すか増やしてくれる、とっかかりになれば、と思います。
    荷物整理で、小中高と12年通った絵画教室の先生の手紙を最近、読み返しました。名画と呼ばれるものは、構図の単純化と秩序が素晴らしい、と描かれていました。胸に刻んで、これからも昔の真摯さを保っていこうと思えました。
    最後に、自分の学生生活の中心で、いろいろな刺激をもらった部の皆には、感謝です。

    振り返ると、全てが悪い意味ではないけれど、やることが、いい加減で中途半端だった、というのが学生生活の感想です。そんなことで、絵でも勉学でも、すごく頑張っている人は、とても嬉しく?感じ、輝いて見えていました。
    絵では、上のような有様だったし、これがやりたいんだ、と思って入った、大学の学部では、人より多くの時間と、恵まれた環境を持ちながら、卒論の前で浅薄さを露呈してしまったし…。
    人前で、俺は美術がやりたかったんだけど、しかれたレールにのってここまで来てしまったんだ、みたいな、どうしようもない、馬鹿げたことをいったこともあったけど、今は素直に、多くも深くもないけれど学べたことを大切に思えてます。

    友人の影響で始めた、このブログも、学生時代編はこれで終わります。
    変わらず、自己満足的な雑記帖になっていますが、完全に個人の手帳や日記でもなく、かといって、特定の人に見せる記事にもならない、ブログの微妙な位置づけが気に入っているので、月一、二くらいでやっていこうと思ってます。
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