芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
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  • BEST PIANO 100 ベスト・ピアノ100 (東芝EMI)
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    クラッシクの分野でトップセールスを記録しただけではなく、一般のアルバムセールスでも上位にランクインした、人気のクラッシクピアノオムニバス。
    まず、六枚組み100曲収録で3000円という安さがこの売れ行きを支えたんでしょう。いくら著作権がきれているからといって、こんなに安く多くの音源が手に入るのは魅力です。
    そして、一番の評価点はその選曲。本当にいいトコを突いた選曲をしてきています。一度は音楽の授業、CM、ドラマのBGMなどできいたことがあるものが多いです。主要な部分はロマン派が占めていて、中でもショパンが多いのですが、それは順当な線でしょう。しかし、それ以外もきちんとしたラインがあります。僕の好む、ラヴェルにしても、「亡き王女のためのパヴァーヌ」をはじめ、「水の戯れ」と「夜のガスパール」・「鏡」からの一楽章があり、教科書レヴェルにさらにもう一段階加えた味を引き出す努力が見られます。
    よって、レンタルCD屋ではクラシックコーナーはあまり発達してないから借りようと思っても借り様がない、かといってCDを買ったりはしない、そもそもどのようなクラシックを聞けばいいのかわからないし、音楽家とかには疎い。こんな人にはうってつけのCDであるといえます。聞き込んだりしようとせずとも、BGMとしてかけているだけで雰囲気をつくってくれますね。6枚のCDにはそれぞれコンセプトが設定されて選曲もされてます。

    最後に難点ではなく、留意点として、演奏家は勿論プロとして活躍する、それなりのピアニストが弾いてますが、ショパンなら個人的に(このCDで演奏している)ジョン・オグドンという人より、ゾルタン・コシシュの方が上手く演奏していると思うし、ラヴェルなら、このCDの演奏者のセシル・ウーセも良いんですが、やはりサンソン・フランソワやモニク・アースでしょう、といったコトがあるので、気に入った曲などはその道を極めてるピアニストの演奏と比べてみるのも一興でしょう。いうまでもなくピアニストによって表現方法は異なりますので。
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