芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
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  • レオナルド・ダ・ヴィンチ「受胎告知」を見てきて


    流石に現地でも貸し出し反対運動起こるくらいのものなので、エントリーは厳重になっていました。そして長蛇の列…。一室に作品一つ、というか、展覧会に作品一つというべきか。こういうのは、ドラクロワの「民衆を率いる自由の女神」が日本来た時を思い出します。

    作品を最初見たときの感想は、案外小さいな、ということでした。そして、最前列で見るも、相当プレッシャーかかっていて、じっくり見ることは激混みの中では不可能です。
    30秒くらいしか目の前で見れませんでした…。
    やはり、ちょっと見ただけでも細部の書き込みはものすごく、ガブリエル側の完成度は高いというのは一目です。

    この展覧会でメインの論点となっている、人体デッサン(マリアの右手)が狂っている点についての私見を少し。
    主催者サイド?が決め打ち的に?言っているように、右手からずれて見ることにより、その部分周辺については狂いが矯正されるのはわかります。
    しかし、そう見るなら、ガブリエル側はもっと引き伸ばされてなくてはならないし、軽く言っても明らかに翼が不自然に見える。また、書見台の立体が(額に対し)水平に置かれており、消失点に向かわない立体になるし、背景の木々が右から左まで高さがおなじわけがない。このような疑問が個人的に出てきました。そもそも右側からみても当初の狂いは残っていないか?という感も…。
    といことで、レオナルドの天才性を確固たるものに何が何でもしたいのかな?という印象を受けました。若いときの作品ということだし、その辺はもう良くないですか、ともここで言ってみる。

    第二会場は博物館的な資料満載です。どれだけレプリカや再現模型にかかっているんだろう、という豪華なものでした。特にぜんまい仕掛けのライオンは面白かった。
    そういえば、フランス語の先生が、レオナルド・ダ・ヴィンチを、ダ・ヴィンチというのはおかしい、といっていたこと思い出しました。
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