芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
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    山種美術館


    日本画、それも明治以降のものに興味を持ち始めたものとして、山種美術館は、是非行こうと思っていた美術館でして、今回初めて行ってきました。
    あまり広くはない美術館で、予想通りおばあちゃんが大勢いて、僕は相当浮いていました。しかし、和服姿の人もちらほらいて雰囲気あったかな。

    今回行ったときは、「桜さくらサクラ・2007」という企画展をしていて、桜をメインに花を描いた絵を見せていました。とても春らしい、清々しい展覧会でした。桜を多く見られる地域近辺に住んでいながら、今年もゆっくり見る機会がなかったので、そういう意味でも楽しめました。
    以下、気になった作品の感想をメモとして載せます。取り上げた画家は初めて作品を見る人ばかりでした。
    今回はほとんどピクチュアがないので、作品紹介にならないのは残念ですが、作品は山種美術館の所蔵なので、興味がある方は機会に見て欲しいなと思います。
    ■松岡映丘 「春光春衣」(最上図)
    松岡映丘は柳田国男の弟ということです。この「春光春衣」は平安時代を描く絵巻物に取材した作品です。俯瞰を用いる流れのある構図で、派手な色づかいや金粉の効果的な使用が魅力です。とても凝った作品で完成度も高いです。

    ■石田武 「千鳥ヶ淵」
    青緑と桜色の対比、配置、バランスで魅せている絵。湖面のさざ波を丁寧に描き、美しいグラディエーションをつくっています。

    ■荒木十畝 「四季花鳥の内 春」
    春夏秋冬ある内の「春」です。花木が咲き乱れ、入り混じる様子を描いています。花鳥はとても写実的ですが、タッチ、色調とも落ち着いていて、乱雑さを感じさせません。花木で遠近を見せていますが、対して地表や川はとても平面的なのも特徴的です。

    ■稗田一穂 「朧月」
    桜の花と湖面が闇夜から浮かび上がってくる情景を描いています。とても幻想的な絵です。満月が湖に沈んでいるように見える大胆な表現も不思議さを生んでいます。桜の花も、椿のように大きく描かれ、たらしこみを上手く用いて描いています。

    ■川端龍子 「さくら」
    桜の幹に焦点をあてた小品です。大胆に色が流し込まれている感じで中でも面白い作品です。

    ■石本正 「けし」(原題は漢字)
    石本正は女性、裸婦をメインに描いている日本画家とのことです。
    今作は植物画ですが、うねり、絡みあう葉ひとつひとつをダイナミックに描いていて、とても生命感を感じさせる絵です。塗りも半透明感を上手く生かして、複雑な色調を葉一枚の中に表現しています。

    ■小茂田青樹 「春雨」
    葉っぱが雨に流れているようで、その中に花の赤が映えています。インパクトは薄いかもしれませんが、とても細やかで雰囲気のある絵。こういった絵は場所を選ばず魅せる絵だと思います。
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    2007/07/30(月) 19:55:39 | 日本画をあなたに捧げます
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