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芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
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    ルーブル美術館展 肖像芸術―人は人をどう表現してきたか 国立新美術館
    「肖像芸術」をテーマとしたルーブルのコレクション展です。
    ルーヴル美術館の全8部門が協力、とのことでコレクションやテーマの幅広さを示す内容となっていました。
    夏休み効果もあってか、8月中旬平日午後で入場待ちがありました。

    体感的には3/5が彫刻作品、2/5が絵画、1/5がその他といった構成でした。
    肖像、というと肖像画をイメージしますが、そういう観点では意外にも彫刻が多かったです。

    絵画では、ゴヤ、ヴィジェ・ルブラン、ジャン=グロ、アングルらの作品は良いと思いました。

    ゴヤの「ルイス・マリア・デ・シストゥエの肖像」は、細やかに愛らしく描かれた作品ですが、タッチや構成などからは、厳かな王侯貴族の肖像画という面とは異なった、近代性を帯びたある種私的な印象を受けます。

    ヴィジェ・ルブランの帝政ロシアの伯爵夫人を描いた肖像は、細密に描かれた非常に完成度の高い肖像画で、人物の表現や質感表現に目を見張る作品です。背景が単一の黒で塗られていて、モデルとの対比による緊張感、クッションや衣服の赤/青の色の対比の強調等の効果を生んでいると思います。

    アングルの「オルレアン公フェルディナン=フィリップ・ド・ブルボン=オルレアンの肖像」は、腰に当てた手など人物デッサンを意図的に崩しているのか、人物の存在感を誇大化しているような趣もします。完成度はやはりアングルであり、塗の綺麗さや陰影表現を見ても高いです。
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