芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
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    ボッティチェリとルネサンス Bunkamura
    日本ではボッティチェリの作品を見る機会は稀かと思っていましたが、昨年末に開催された都美のウフィツィ美術館展に続き、ボッティチェリの作品を鑑賞できる企画展が続けて開催となりました。今回は、「フィレンツェの富と美」という副題で、フィレンツェ、メディチ家の繁栄にスポットがあてられていました。

    工房作も含め10点以上のボッティチェリ作品が来ていました。
    その中でも、やはり、ウフィツィ美術館の、巨大フレスコ画「受胎告知」が、一番の見どころとなっていました。他にも小品で受胎告知はありましたが、こちらのフレスコ画の方の空間的な広がりや躍動感は圧倒的で、緊張感ある一瞬の場面に引き込まれてしまうかのようでした。
    後期の作品は修道士サヴィナローラの影響が語られるところですが、全盛期の華やかさを感じさせる作品もありました。ボッティチェリのサヴォナローラへの傾倒は彼の死後ということが書かれていたかと記憶しますが、ボッティチェリとサヴォナローラとの関係やその影響の度合いなどもより知りたいと思いました。サヴォナローラとのつながりについてはヴァザーリ伝によるところが多いらしいのですが、歴史学、美術史学的にはどのように語られているのか。また、民間信仰レヴェルで、サヴォナローラの死後もある程度彼への信仰は継続していた、ということはあるのでしょうか。

    今回の企画展は、「フィレンツェの富と美」という視角で、歴史的、文化的側面をともに検証するという試みがあったので、美術的関心以外の部分で勉強になりました。あまり詳しくない身にとってはこのような企画展は新鮮に映ります。
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