芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
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    P.D.ジェイムズ追悼
    ちょっと前にミステリマガジンで追悼特集が出ていましたが、2014年11月にP.D.ジェイムズ女史が亡くなりました。黄金時代のセイヤーズと並び称される、重厚で緻密な描写で、娯楽性を超えた、文学、文芸性に踏み込む筆致により、推理小説のポジションを押し上げた功績はこれからも褪せることない評価になっていくでしょう。
    2作でかろうじてシリーズものとして扱われるコーデリア・グレイシリーズは1982年の『皮膚の下の頭蓋骨』からついぞ続刊は出ず、これはファン心理としては残念に思うところです。しかしながら、2作でも十分と思わせるほどの評価を得ているシリーズなので、やむなしですし、それこそリアリティを重んじる女史の態度からすれば続刊はなかったのでしょう。ダルグリッシュシリーズでは中盤からはケイト・ミスキンの登場により、女史の関心がダルグリッシュとケイトの関係に移っているので、ケイトがある種のヒロイン役となり、そこへ収斂されたともいえますね。
    ダルグリッシュシリーズは刊行が数年おきということで、高校時代に最新作の刊行に追いついてからは連続性をもって読んでいなかったので、これを機会にというわけでもないですが、シリーズとおして読み返したいところではあります。かなりのハードワークなので、まずはコーデリアシリーズから、になるでしょうか。

    一読者だった身として、このブログでも追悼の意を表し、さらに女史の作品が読み継がれていくことを望みます。

    コーデリア・シリーズレビュー
    10年も昔のレビューです…。
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