芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
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    chercher les chaussures...


    くつ探しって結構手間かかるんですよね。
    別にそこまでくつに思い入れやこだわりがあるとか、ファッションに気を遣っているとかじゃないんですが、イメージしたのを探すとなかなか合うものがなかったりする。

    今回はスニーカーと革靴を並行して探していて、まずは革靴と。
    革靴は、以前はバックル好みだったんですが、今はストレートチップ一択です。ブーツもストレートチップ。
    形的には手持ちのリーガルのがシンプル・シャープ・フィットの観点で良かったんで、今回のもそんな感じで選んできました。

    メーカーはwashで、イタリアのFABIANO RICCI外注(コラボ)モデルのよう。
    つま先は、目当てのラウンド形じゃないけど、趣向も変えてということでスクエァです。
    それとヒールが高いのが特徴。

    理想の革靴ですが、個人的には、ウィズがぴったり(細め)というのもあるけど、土踏まずの部分が絞ってあるのがあれば、と思ってます。
    まあ仕事は今はブルーカラー系なんでビジネス・ドレスともほぼ必要ないんですけど(爆
    スニーカー探しの方が急務なんでまたちょっくら探してきます。
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    シェイクスピア物語集 


    『シェイクスピア物語集 知っておきたい代表作10』
    ウィリアム・シェイクスピア原作
    ジェラルディン・マコックラン著
    金原瑞人訳
    ひらいたかこ絵
    偕成社 ,2009


    イギリスの児童作家ジェラルディン・マコックランがシェイクスピアの作品を短く物語にまとめ、それにひらいたかこさんが挿絵を添えている、ということで手にとった本です。シェイクスピアの作品には疎い身ですが、この本は予想以上に楽しめたので、おすすめしたいと思います。

    岩波とかで原著の翻訳を読むのとは違って、マコックランによって、親しみ易く、面白く、かつ原作のイメージを壊さないように(もちろん、細部はかなり省かれており、原作どおりではないようですが)ストーリーテリングされているから、退屈することなく、小編を読む感じでライトにシェイクスピア作品に接することができます。
    あまりにさらっと終わってしまうので(原作もだいたいそうなのでしょうが)、これから続はどうなったんだろうと気になってしまいます。
    それにしても、シェイクスピアの作品はどれも人間の人間たる性が赤裸々につづられているようで、引き込まれてしまいますね。信じて、陥れて、裏切って、殺して、殺されて、喜んで、…、とかなり忙しく物語が進行する印象です。
    捨て章がなく、本当に10作品すべてがマコックランによって(また訳者によって)スマートに構成されています。個人的には、マクベスやリア王、ジュリアス・シーザーなんかが特に気に入りました。
    また、各所に原作の本文が引用されており、それが最後に名言集としてまとめられています。

    そして語り忘れられないのが、ひらいたかこさんによる挿絵です。場面説明的な挿絵が多い印象でしたが、いつもどおり繊細で、独特の雰囲気をかもし出す挿絵をいくつも載せています。表紙だけを見ても魅力的ですね。タイトルもひらいさんがデザインして書いてもいいんじゃ、と思わせます。
    ベルギー幻想美術館 Bunkamura ザ・ミュージアム


    「ベルギー幻想美術館」と題して、姫路市立美術館のベルギー美術コレクションを一同に紹介する展覧会です。姫路市がベルギー・シャルルロワ市と姉妹都市関係にあるということで、同美術館は開館以来ベルギー美術を収集してきたとの説明がありましたが、確かに、地方美術館がこれだけのクオリティの作品を持っているというのは驚きです。

    コレクションはしっかりと芯の通ったものとなっており、ロップス、マルグリット、デルヴォーと画家ごとに体系的に作品を見ることができると思います。特に、象徴主義以降の展示は、マルグリット&デルヴォーのシュルレアリスム展というような装いになっていました。

    全作品の3分の1をしめるフェリシアン・ロップス、ジェームズ・アンソールの版画類は、シリーズを一覧できるというのはありますが多分にマニアックな感がするので、第1章の象徴主義の作品群とデルヴォー、マルグリットの奇抜な作品に触れるというのが、一般的な本展覧会の楽しみ方になるのでしょうか。アンソールは近年注目が集まっている画家ではありますね。

    1章はデルヴィルやクノップフの幻想性に脈打つ、かなりの繊細な表現力を見る章になると思います。デルヴィルは夫人の肖像を見れば瞭然ですし、クノップフは小品ながら存在感抜群の「聖ヨハネ施寮院」(上図)が注目されます。正直パステルやチョーク類でこの表現力は絶句します。
    あとは、自然主義、写実主義とは別のキリスト教神秘主義の側面を見せる、レオン・フレデリックの祭壇画(形式の作品)。解説に猟奇的というような形容がされていましたがなるほどと思いました。このような神秘主義や古典に走る象徴主義画家はパステル調の色や多色を上手く画面に配していますね。この展覧会でいえば、デルヴィルの「レテ河の水を飲むダンテ」もピンクと薄緑を大胆にかつ耽美的に画面に散らしています。

    4、5章のシュルレアリスムは異世界を楽しむような感じで覗いてきました。
    デルヴォーは、線の力強さと色彩や裸体の柔らかさが重なった版画作品が良いと思いました。クロード・スパーク『鏡の国』のための連作《最後の美しい日々》シリーズは特に気に入りました。


    新宿のベルギー展と比較するべきではないですが、やはり国内の一美術館の所蔵作品展であるので、19、20世紀ベルギー美術を見るというより、ひとつのコレクションを見るという側面を感じさせる展覧会ではあると思います。
    そういうことで巡回展ですが展覧会独自作成の図録もないようでした。
    モンタギューおじさんの怖い話



    『モンタギューおじさんの怖い話』
    クリス・プリーストリー 三辺律子訳
    理論社,2008

    エドガー少年が、年齢・身分不詳のモンタギューおじさんから怖い話を次々と聞いていくという内容の本です。千夜一夜形式で、前に紹介した『不思議を売る男』に近いです。

    おじさんのうちにある不気味アイテムにまつわるエピソード(これはある共通点があります)がエドガーに語られ、エドガーはもう一話、もう一話とおじさんの話を引き出していきます。
    けっこう回りくどい文体ですっと頭に入ってきませんが、それがまた良い味をだしているのだと思います。
    怖い話は短いですが、どれも不可解でぞっとするもの。まあ、ちょっと時間軸的に説明できないパターンの話があったりはしますが。
    ラストはちょっとシビア。対象年齢は描いていないですが高学年向きでしょう。

    イラストレーターはデイヴィット・ロバーツというイギリスの作家で、コミカルですが繊細で雰囲気ある絵を提供しています。
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