芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
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    イル・パッキーノ (注
    (注 現在、イル・パッキーノは、「スペイン食堂」として、スペイン風にメニュウ、内装などを移行して営業しています。基本的なシステムは変わっていませんが、ここでレヴューした内容は、過去のものです。



    吉祥寺、東急付近にあるイタリア語の飛び交う、イタリアンレストラン。地階に広がっています。

    ここはランチが非常にお徳。
    メインディッシュを頼むと、前菜・ドリンク・ピザ・ドルチェが食べ放題というものです。
    メインディッシュは、パスタ(スパゲッティーニ)のほか、オーブン系のものもあります。だいたい1200円~っていう感じ。
    前菜はサラダや、ポテトなど10種ほどでいろいろ試せます。
    ドリンクは、ホット・アイスのコーヒー、紅茶は勿論、ジュース、スープなどもあり、バリエーションがあります。
    ピザは、焼き立てを持ってきてくれるサービス。いろいろな種類のピザを作ってます。サツマイモもピザも食べられました。持ってきてもらうまで時間間隔があるので、食べ放題って感じではないかもしれないけど、十分です。
    ドルチェは、ガトーショコラ、ティラミス、杏仁豆腐など基本的なものからあり、美味しいです。

    とにかく、ヴァリエーションのある良いものをリーズナブルな値段でたらふく食べられるという点では、吉祥寺でもトップクラスではないでしょうか。オシャレ系ではないですけど、普通に仲間内で食べに走りたいときは特におすすめです。
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    pal@pop  「pal@pop」


    高野健一のソロプロジェクト「pal@pop」。高野氏がプロデューサーとして、数々のアーティストの作品を手がけ、pal@pop名義で出したアルバムがこれです。

    そういうことなので、作曲作詞は高野氏がしていますが、メインヴォーカルは、女性アーティストをゲストにしている形で、曲ごとに異なります。しかし、どれも魅力的な歌声で、とても曲にあっています。いろいろなテイストが楽しめる、内容のあるアルバムになっています。以下、いくつか曲を紹介します。

    「Welcoming Morning」は、メインの女声に加え、コーラスにも女声、男声がいり込んでいて、メロディも不思議な曲。コーラスの女声は、川本真琴で、ひたすら「ダイスキ…」とささやき続けている(!)。
    「Love Like The Sun」は英詩曲。女性ヴォーカルと高野氏のヴォーカルが入り混じって、リズミカルなメロディがつくられています。
    「空想X」は高野氏のメインヴォーカル。虚無的な世界観を打ち壊すような、そして希望をつかんでいくような詩が魅力的です。また、女子高生のインタヴューがサンプリングされていて、それが合間合間に流れるんですが、これがまた良い効果を出していて、初めて聞いたときはとても衝撃的でした。全体的な詩や曲のイメージを壊さずに、このような音楽が作れるのはやはりすごいですね。
    「広がれココロ」は、メロディ、ヴォーカルともにポップでコミカルな感じ。詩は簡潔な言葉で、とてもダイレクトなメッセージを並べています。
    「言の葉ひらり」は、アルバムの中でも、一番綺麗でやさしい曲だと思います。詩の内容もとてもメッセージ性が高くて、完成されたいい詩です。

    全体を俯瞰すると、とても曲が重層的につくられていて、なおかつ作詞が独創的。しかも、それを伸びやかなポップなヴォーカルがうたい、どの点からも良いアプローチができていると思います。
    残念なことに新品としては市場で取り扱われていないようですね。中古でもレンタルでも、深い音楽や音楽に癒しを求めている人は探して聴いてみてください。

    Thanks to Tabelin Music Entertainment Inc.
    アガサ・クリスティ エルキュール・ポアロシリーズ


    ここで紹介するのにはあまりに有名な、推理小説史上に揺るぎない地位を築いている名作中の名作。
    シリーズは「スタイルズ荘の怪事件」から「カーテン」までの33の長編と50以上の中短編からなります。
    ホームズが、冒険小説色が強く、推理の方法もアクロバティックであるのに対して、ポアロは、論理的によりスマートな推理をします。この意味でも、本格推理の始まりを告げる、黄金期に輝く推理小説の祖といえると思います(こう書くとホームズファンに怒られそうだけど…)。

    ポアロは、小太りの卵型の頭の小男で、大きな口ひげがトレード・マーク。フランス語圏のベルギー人で、しばしば会話の頭には、ちょっとしたフランス語が出てきます。性格は相当の自信家ですが、それに見合って有り余る、「灰色の脳細胞」を持つ名探偵。
    ポアロは、皆、灰色の脳細胞の小さなかけらは持っているというので、それを磨いて昇華できるかが問題なわけで、ここら辺はもっともなことですね。
    自信家ぶりはともかくとして、紳士で何かとこだわりのある態度は、魅力的。見習いたい人は、婦女子には「マドモアゼル」、肯定は「ウイ」、よろしいときは「ビアン!」、そうですよね?は「ネスパ?」とか言葉の前後ろに付けてみてもいいでしょう。
    彼の相棒は、アーサー・ヘイスティングズ大尉。
    ワトソン役にお馴染みの、ちょっとドジな性格も併せ持ちますが、正義漢で、友情には固いポアロの親友(モナミ)です。しかしワトソン役といっても、物語全般に登場するのではなく、前半の方で、ポアロの下を離れてしまいます。


    お奨めは、有名作といわれるものに自然になります。
    「スタイルズ荘の怪事件」「アクロイド殺し」「オリエント急行の殺人」「ABC殺人事件」「ナイルに死す」「カーテン」etc。
    また、冒険物なテイストで、クリスティには珍しい、「ビッグ4」「ヘラクレスの冒険」なども面白いです。
    ポアロシリーズがより良いのは、最後の「カーテン」で、シリーズがきちんと完結しているところ。これは、クリスティが、前々から書いておき、死後公表するようにいった作品で、物語の場所、登場人物など、彼女のポアロシリーズに対する思い入れが感じられて、また変に増長することなく簡潔にさらっと書かれていて、とても最後を飾るにふさわしい作品です。

    とにかく、ポアロは、今まで読んできた中でも、もっともきれる名探偵ですね。ドラマ化もされていて、デヴィッド・スーシェのポアロは、特にイメージを良く捉えた名作。
    翻訳は、早川と創元から出ています。僕は、早川のを高校時代に全て読みました。ハイスクール・ライフワーク化していたので思い入れも深いです。

    ストーリーの前後連関はさほどないので、興味のある人は、好きなものから読まれてもいいと思います。(今のは、真鍋博デザインのカバーのものでなくて、新しいカバーデザインになっているようですね。やはり真鍋デザインがあって、クリスティって感じでしたのでここは残念かな。)

    ミシェル・トゥルニエ 「海辺のフィアンセたち」


    フランスの小説家、ミシェル・トゥルニエの短編集。

    短編といっても、物語、紀行文、エッセイ、散文詩などが混在し、ひとつの形式には捉えられていない。それ故、テーマも、「家」「身体」「子供たち」「イメージ」「町」…、といった数々の章のもと多岐にわたっている。そこから俯瞰できる印象は、哲学や芸術などの幅広い分野の知悉、そして人間の根源にあるエロティシズムへのアプローチである。

    まず、トゥルニエが、大学で哲学を学んでいたということもあって、哲学や歴史に対する言及は多い。幾つかは、一種の哲学論考のように読める。
    さらに、写真技術はプロ並みということらしく、さらに美術、音楽などに相当造詣が深いので、同様に、美学、芸術論として読める文章もある。そして、それらを知識人的なエロティシズムが覆っている。もちろん、読み手によっては、これらはただの衒学と捉えられてしまうかもしれない。しかし、彼の博学は、読者を一瞬、立ち止まらせ、迷わせる不思議な効果もあるように感じる(彼と同程度の知識があれば問題なかろうが)。
    そして、この一種の「衒学さ」は、それだけに終始することなく、彼自身の独特な評言をまとめ、また引き出す効果も持っているといえるだろう。

    僕はこの本の幾つかの短編とフランス語の授業で出会った。短くて、不思議で興味深いものだったので、訳すのもそんなに苦にはならなかったのを覚えている。(授業では、この訳本を取りたてて参照することはなかったが、先生いわく、少し訳し方には疑問があるということだった。)

    最後に、この本の末にある「ある作家の死亡告知」から、最後の数行を引用してみたい。
    この「ある作家」というのは、自分自身のことで、トゥルニエは、自らの死に際する回顧文を書いているのだ。

      愛について、彼は次のように言っていた。「相手の身体のどこよりも、その  顔に肉欲をそそられる時、その人を本当に愛しているのが間違いなくわかる」
      彼がもし墓石を持っていたなら、彼は次のような墓碑銘をそこに刻んで欲しいと願ったことだろう。
      「私はお前を熱愛した、お前はそれを百倍にして私に返してくれた。ありがとう、生命よ!」
    ミルク利用法
    牛乳は、好きな人には欠かせない飲み物だと思います。
    僕も、常時冷蔵庫に置いてあるわけではないですが、特に冬場は結構習慣的に買っている方です。牛乳は、遊牧民族系の飲み物で、日本人には合わない飲み物とか言い出す学者さんとかいるけれど、美味しいんだから良いですよね。そんなこといったら、大半の食物は食べられなくなりそうだし。

    飲み方ですがそのまま飲むというよりも、何かにプラスして飲むのが良いですね。
    その昔、給食に「ミルメーク」っていう砂糖たっぷりのコーヒー牛乳粉末があったけれど、これもこのことを伝えてくれます。普段牛乳飲まない人も、「ミルメーク」ついてくるときは飲んだり、「ミルメーク」を収集したりするのはよくありましたし。
    そういう意味でも、普段のカフェタイムに、別に使わなくても、牛乳がないとすごく選択肢が狭くなる感じがします。やはり、牛乳はプラスアルファが大切だろうと。ということで、僕の牛乳ライフからレパートリーを紹介。

    まず、濃い目のコーヒーに泡立てたミルクをアレンジして、カフェオレ。簡単です。コーヒーが冷たくなったときとかはゴマカシに良いかも。
    次に、ココアに混ぜて、美味しさアップ。ココアはお湯だけでも飲めるけれど、ミルクを入れるのと入れないのでは味にかなりの格差が生じます。本気で何杯も飲んでしまいます。
    最後に、濃い目に紅茶をいれて、ミルクをたっぷりいれて煮出した、ロイヤルミルクティ。茶葉を結構消費してしまうし、少し面倒であるので、つくる人はあまり多くはないと思いますが、お勧めです。茶葉(インド産の葉が大きいものがいいそう)とその量(勿論ケチらない方がいい)と、ミルクを多めに使って沸騰させないことに気をつければ、普通に美味しくできると思います。やはり、手作りは、缶やボトル、粉で出ているようなものと違います。
    この三つは基本となる、ミルクを使った飲み物だと思います。カフェとミルク好きにはどれも美味しく飲めると思います。そして、夏場は、牛乳とアイスをシェイクして美味しい飲み物もできるんです。ということで、ミルクの利用可能性は大!
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