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<title>古風なラプソディ  　rapsodie antique</title>
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<description>芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。   －  Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.</description>
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<title>Adieu ! </title>
<description> PCをついに買い換えました。大学2年に買ったFMVよさらば。ちょっと前から調子が悪くて、一回死の淵をさまよってからおとなしく余生を送っていたんですが、今回は画面が黒から変わらなくなってしまいました。セーフモードとかまったく効かず、自力ではどうしようもなくなって、ノアの洪水（リカバリ）へ。バックアップは先月までのはあったので踏み切れました。もちろん、外部に見てもらえれば復帰するんだろうけど、95パーくらいデ
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<![CDATA[ PCをついに買い換えました。<br />大学2年に買ったFMVよさらば。<br /><br />ちょっと前から調子が悪くて、一回死の淵をさまよってからおとなしく余生を送っていたんですが、今回は画面が黒から変わらなくなってしまいました。セーフモードとかまったく効かず、自力ではどうしようもなくなって、ノアの洪水（リカバリ）へ。<br />バックアップは先月までのはあったので踏み切れました。もちろん、外部に見てもらえれば復帰するんだろうけど、95パーくらいデータ確保できてるし、もういいやと（直近作業分はなくなったけれど）。<br /><br />それでOSも7が出たし、PCもこんな状態ってことで新PCを買ったわけです。<br />今度は、付属ソフトなどは要らない感じだったので、簡素でスペックもそこそこ（っていっても手持ちのFMVより断然高スペック）のHPのPCにしてしまいました。<br />マイクロソフトオフィスだけインストールすれば本当にあとはフリーソフトで何とかなりますね。<br />ちなみに、いままでPCの上で食事したり絵を描いたり、…なんてのは当たり前にしていたので、こんどはもう足を洗って、キーボードにはカバーかけてます。<br /><br />バックアップは本当に甘く見ないほうがいいですね。<br />無くなってしまって、もう終りorまた集めて整理する、などの労力・コスト・精神的負担を考えたら全然安い作業です。<br />ライトユーザーはこうやって学ぶんですね。<br /><br />PCのポイントにも助けられて新しくカメラも買ったので、ちょっと分かってきたらその話でもしようと思います。 ]]>
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<title>皇室の名宝（一期）　　東京国立博物館平成館</title>
<description> 天皇の即位20年を記念しての特別展で、展示内容から一期・二期に分けられた展覧会になっています。一期は「永徳、若冲から大観、松園まで」と題され、三の丸尚蔵館の絵画作品を展示し、二期は「正倉院宝物と書・絵巻の名品」という名のとおり正倉院宝物をメインに幅広く日本美術の名品を紹介するとのことです。安土桃山～近代の質の高い絵画作品を見られるというわけで一期の展示にいってきました。日本美術の展覧会をやると、ご年
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-36.fc2.com/r/a/p/rapsodie/setsu.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-36.fc2.com/r/a/p/rapsodie/setsu.jpg" alt="" border="0" width="263" height="496" /></a><br /><br />天皇の即位20年を記念しての特別展で、展示内容から一期・二期に分けられた展覧会になっています。一期は「永徳、若冲から大観、松園まで」と題され、三の丸尚蔵館の絵画作品を展示し、二期は「正倉院宝物と書・絵巻の名品」という名のとおり正倉院宝物をメインに幅広く日本美術の名品を紹介するとのことです。<br />安土桃山～近代の質の高い絵画作品を見られるというわけで一期の展示にいってきました。<br />日本美術の展覧会をやると、ご年配の方に非常に人気があるということで、会場は激烈に混んでいました。平日でもこれだけの混みようという展覧会に行くのは久しぶりで疲れました。鑑賞するという環境にはないという感じでしたが、こういうのはどうにもならないですかね。<br /><br /><br />展示の目玉は若冲の30幅からなる「動植綵絵」です。全てを近くでゆっくりと鑑賞することはできませんでしたが、ひとつひとつが綿密に構図だてられている印象で、細部もぬかりなく描写されており、これが30も並ぶとかなりのインパクトがあります。<br />雪や水の表現など古さを感じさせない様式で描かれているもの印象に残りました。若冲は、このような色彩豊かで、精密に仕上げられた作品も素晴らしいですが、墨で一気に勢いよく描かれた作品も魅力的ですよね。「芦鵞図」のがちょうの背景のススキなんかはかなり格好良いと思いました。<br /><br />個人的に一番良かったのが酒井抱一の「花鳥十二ヶ月図」です。いくつかのバージョンがあり、プライスコレクションに続いて見ることができました。<br />若冲を見た後だと抱一の作品はとてもなごんで見られたのではないでしょうか。空間を上手く利用した花木の配置、繊細な描写やたらしこみの技法、など上品なつくりです。<br />特にたらしこみの技法は素晴らしく、花や葉、幹に濃淡の微妙な調子を与えており、存在感を際立たせています。葉などは、たらしこみの下から白抜きで葉脈を浮きだたせているのですが、これってどうやるんだろうか…。絵具をはじく画材で描いているのかな…？<br /><br />その他は荒木寛畝の「孔雀之図」がすごかったです。寛畝は、荒木十畝の師であり養父である人物ですが、父子ともにかなりの技術を持ってます。<br />この孔雀の迫力ある見せ方や、羽根の精密描写は、他の孔雀作品と比べ圧倒的です。<br />ただ、孔雀が岩の上に立っている感じがしないのがちょっと気になりますね。<br /><br />鏑木清方の「讃春」も注目したい作品です。六曲一双の屏風で、右隻と左隻は形式的には独立してありますが、描かれている内容は対照的なものになっています。<br />右隻はセーラー服を着た二人の女学生が描かれ、背景には城や城壁が見えます。左隻は前景は江戸時代かと思うような船上での母子の暮らしようが描かれていますが、背景には大きな鉄橋が聳え立っています。<br />両方共に中景を空けて、前景・後景との対比で遠近・空間の広がりをつくっており、さらにこれが大気遠近法でより際立たされています。特に左隻の画面を横断する鉄橋は成功しているなあと思います。<br /><br />最後に、上村松園の3幅からなる「雪月花」（上図、部分）。雪・月・花はそれぞれ、『枕草子』、『源氏物語』、『伊勢物語』に対応していて、貞明皇后に捧げるため20年あまりの歳月をかけて描かれたそうです。御簾の表現だけ見ても並々ならない意気込みが感じられ、見入ってしまいます。<br /><br /><br />第一期はすでに終了しており、もうすぐ二期展示が始まります。正倉院宝物の方がお目にかかる機会は少ないので、これもかなりの賑わいになるのでしょうか。<br /> ]]>
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<dc:subject>芸術</dc:subject>
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<title>note</title>
<description> 日が落ちるのも早くなってきました。田舎の夕暮れをちょっと撮ってみました。カメラは絵の資料用に手に取ったんですが、最近は絵の方がさっぱりで…でも、写真は機会ごとには遊びで撮るふうにはなりましたね。撮ったときに、目でみたのと、液晶で映し出された色があまりに違う（いろいろいじらないと近づけられない）のがストレスで、近頃はもっと自分になじむのを買おうかなと考えています。絵描きは絶えていないのですが、本当に
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-35.fc2.com/r/a/p/rapsodie/DSCF5299_convert_20091103212207.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-35.fc2.com/r/a/p/rapsodie/DSCF5299_convert_20091103212207.jpg" alt="" border="0" width="320" height="240" /></a><br /><br />日が落ちるのも早くなってきました。<br />田舎の夕暮れをちょっと撮ってみました。<br />カメラは絵の資料用に手に取ったんですが、最近は絵の方がさっぱりで…<br />でも、写真は機会ごとには遊びで撮るふうにはなりましたね。<br />撮ったときに、目でみたのと、液晶で映し出された色があまりに違う（いろいろいじらないと近づけられない）のがストレスで、近頃はもっと自分になじむのを買おうかなと考えています。<br /><br />絵描きは絶えていないのですが、本当に、かぼそい蝋燭の火を消さないように、といった感じです。<br />数日前に大学の学祭に寄ったのですが、現役の絵や環境がいいな、という感じはあまり受けなくて、社会人になった後輩が忙しい中も陶芸を続けている、というような話が心に残りました。<br />……、と何もいえなくなりますが、リハビリは続けていかないと！<br /><br />展覧会は、ここ数ヶ月はあっというものはないようですが、年明けに国立新美術館のルノワール展、都美のボルゲーゼ美術館展などあります。<br />ルノワール展は、それほどまでにすごい内容ではなさそうですが注目です。<br />美術館、街歩きを含めて海外へいってみたい、と思うこの頃。<br /><br />あとは抑えているつもりですが、物欲が。<br />リーマンになって小金を持つようになるとみんなこうなるんですかね。<br />ただ、労働の対価はお金であることを考えると、消費行動は労働のかなり具体的・実践的なな意味づけになっていることは確かだと思います。増えていく預金残高の数字だけで、日々の労働を続けていくことができる人っていうのもそれはそれで興味深いですが。<br />まあ個人的には必需品くらいは充実させてもいいんじゃないかと理由付けしてます ]]>
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<dc:date>2009-11-03T22:51:02+09:00</dc:date>
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<title>THE　ハプスブルク　国立新美術館</title>
<description> ハプスブルク家の肖像画や絵画・工芸コレクションなど、ハプスブルク家ゆかりの名品を集めた展覧会です。東京展は新美術館で12月14日までやっています。結構人の入りの良い展覧会ですが、流石に閉館前1時間くらいは休日でも落ち着いて見られるようです。ウィーン美術史美術館の所蔵作品がメインということで、過去にも日本に来た作品も何点かありましたが、セクションごとに良くまとまっていて、クオリティ的には十分な内容でした
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-35.fc2.com/r/a/p/rapsodie/iza.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-35.fc2.com/r/a/p/rapsodie/iza.jpg" alt="" border="0" width="200" height="323" /></a><br /><br />ハプスブルク家の肖像画や絵画・工芸コレクションなど、ハプスブルク家ゆかりの名品を集めた展覧会です。東京展は新美術館で12月14日までやっています。<br />結構人の入りの良い展覧会ですが、流石に閉館前1時間くらいは休日でも落ち着いて見られるようです。<br />ウィーン美術史美術館の所蔵作品がメインということで、過去にも日本に来た作品も何点かありましたが、セクションごとに良くまとまっていて、クオリティ的には十分な内容でした。<br />構成は、ハプスブルク家の肖像画から始まり、イタリア、ドイツ、（工芸、）スペイン、フランドル絵画と明確に分けられた章からなっています。<br /><br />）ハプスブルク家の肖像<br />意外にも作品数は少なかったです。王家の肖像とあって、誇張表現がすごかったです。<br />アンドレアス・メラーの「11歳の女帝マリア・テレジア」は、マリア・テレジアにもこんな時期があったんだなと思わせる少女像ですが、質感の描き分けには意識がいっておらず全体をツヤっぽく仕上げていて、まるでおとぎ話のような感じになっています。<br />画風、表現の違いでいえば、時期は違えど同じフランツ・ヨーゼフ１世を描いた2点が好対照だと思います。ミハーイ・ムンカーチの作品は、しわもはっきりと、生々しく皇帝の表情を描いていますが、それが逆に威厳と気品を感じさせたりしています。ムンカーチは自然主義、リアリスムの画家なので他の画家とは立場が違うといえばそうですが。<br />ヴィンターハルターの絵も骨格を直しているような感じですが、さすがに仕上げ方が上手い。タッチを活かすところは活かして、表情は綺麗に滑らかに、というような感じですね。<br /><br />）イタリア絵画<br />ティツィアーノが見所かなと思いました。<br />彼のパトロンであった「イザベラ・デステ」の肖像画は、遠くから見たら目立たないような作品ですが、きちんと見ると良いところがいくつも見えてくる絵だと思います。各所の描き分けはもちろん、表情のつくりなどは全く古さを感じさせません。人物意思や緊張感まで伝える技術や、他の16世紀の画家とは一線を画するリアリスムなど、とてもティツィアーノの作品は魅力的ですね。<br />その他では、「聖母子と聖家族」という作品がありましたが、この作品はちょっと同じ画家の作品とは思えませんでした。ティツィアーノの描くような顔や塗りではないように見受けられるのですが、こういった作風の絵も他のあるのでしょうか？<br /><br />他の画家の作品では、アントニオ・ブッリーニの「オルフェウスとエウリゥディケ」が気になりました。人体構成やパースはあまり正確とはいえませんが、躍動感ある劇的な画面構成が奇抜だなと感じました。<br /><br />）ドイツ絵画<br />デューラーの絵が貴重であると思います。他はクラナッハとか。あまり見ていて気持ちの良いものではないんですが。<br />）スペイン絵画<br />総数は少ないものの、スルバラン、ベラスケス、ムリーリョ、ゴヤと一通りあるセクション。固いけれどムリーリョの大天使ミカエルが良かったかな。<br />）フランドル絵画<br />ヴァン・ダイクの作品が光っていました。この画家も同時代の画家の中では際立っていると思います。3作品ほどありますが、精緻で落ち着いたデッサンや構図は共通に、仕上げ方は作品ごとに効果的に変化を持たせています。<br /> ]]>
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<dc:subject>芸術</dc:subject>
<dc:date>2009-10-30T00:54:07+09:00</dc:date>
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<title>ベルギー近代絵画の歩み　損保ジャパン東郷青児美術館</title>
<description> ベルギー王立美術館のコレクションを展示する美術展です。東京では文化村の展覧会と、ベルギー美術を紹介する企画が重なっています。比較するところではないでしょうが、本展は題名の通り、展示の幅があるのでベルギー美術を広く見たい、ヨーロッパ近代美術の流れを知りたいという人にはよりニーズのあうものだったと思います。何気に4月から山梨、鳥取と巡回してきて、東京展は3会場目になります。初日にいってきましたが、それほ
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-35.fc2.com/r/a/p/rapsodie/theo1.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-35.fc2.com/r/a/p/rapsodie/theo1.jpg" alt="" border="0" width="330" height="247" /></a><br /><br />ベルギー王立美術館のコレクションを展示する美術展です。<br />東京では文化村の展覧会と、ベルギー美術を紹介する企画が重なっています。<br />比較するところではないでしょうが、本展は題名の通り、展示の幅があるのでベルギー美術を広く見たい、ヨーロッパ近代美術の流れを知りたいという人にはよりニーズのあうものだったと思います。<br />何気に4月から山梨、鳥取と巡回してきて、東京展は3会場目になります。初日にいってきましたが、それほど混雑はなくゆったり見られました。<br />以下、興味を持った画家を若干ピックアップしておきます。<br /><br /><br />◆イッポリート・ブーランジェ　　ブーランジェは風景画に意欲的に取り組んだ、ベルギーでも特異な画家であるようです。風景画の大作が3点あります。タッチを活かした重厚感ある作風です。「洪水」は荒々しいタッチで風景を上手く表現しています。水のクリアな表現が素晴らしく、すべてを包み込む洪水の様子が伝わってきます。<br /><br />◆テオドール・ルソー　ベルギーにおけるバルビゾン派の普及・受容という観点で、ルソーやコローの作品が展示されていました。ルソーの「森のはずれ」「ベルヴューのテラスからみたパリ」はいずれも夕暮れの風景が描かれ、逆光に沈む暗い大地、木々が広がる作品です。特に後者は神々しさを感じさせる作品といってもよく、複雑な空、アクセントとなる川などの表現に目が行きます。<br /><br />◆イジドール・ヴェルヘイデン　「春の果樹園」「死んだ鹿」「昼食」の３点があります。「朝食」を見たときには、その他2点と同じ画家だとは思いませんでした。「昼食」は晩年の作品であり、新たな表現を見せる作品と解説されています。作風の変遷は細かくは知る由もないですが、「昼食」はそれまでの厚くべったりとしたタッチではなく、細やかに優しく表現された作品です。花、銀器などは特に雰囲気がありますね。<br /><br />◆ジェニー・モンティニー　子供を多く主題としたようで、この作品も数十人もの子供が描かれた作品となっています。子供の構成の仕方やタッチ・絵肌が特徴的ですが、かなり微妙な色調を上手く操っているところが素晴らしいと思いました。<br /><br />◆ギヨーム・ヴォーゲルス　色彩感覚とナイフでの表現が注目される画家。作品は風景画ですが心象的な雰囲気があり、強烈なインパクトを持ち合わせています。<br /><br />◆アルベルト・バールツン　「ゲントの夜」と題された夜の運河の情景を描いた大作が展示されています。絵具を幾重にも重ねた重厚な絵肌と微妙な色彩表現、遠近感を自然に出す構図、光が浮かび湖面に反射する幻想的な情感、と素晴らしいポイントが沢山あります。個人的には本展で一番に推したい作品です。<br /><br />◆テオフィル・ファン・レイセルヘルベ　以前に行ったベルギー王立美術館展で作品を見てから注目している画家ですが、今回は細やかな肖像画と、大きめの集団肖像画の2点がありました。後者の「散歩」(上図）と題される作品は、大きめのキャンバスということで、タッチも大振りになってますが、タッチが変わることによる雰囲気や人物構成の変化という点をもう一点と比較すると面白く鑑賞できると思います。また統一された色調を画面に点描で広げており美しいです。レイセルヘルベは新印象主義の影響から点描を始めますが、後年にはこの様式を放棄したとのことで、点描以前と、以後の作品というものが個人的に非常に気になっています。<br /><br />◆エミール・クラウス　イギリスで制作された「テムズ川の光の反射」シリーズ４点があります。色数はかなり抑えられており、光や大気や、それによって変化を表す水面の表現に関心が示されています。「ロンドン、テムズ川の実習船」なんかは、背景の蜃気楼のような表現をつくっている弱い縦のタッチと、前面のしっかりとした川の光の反射を表すタッチの呼応が面白いかなと思いました。<br /> ]]>
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