芸術、書籍、音楽などのレヴュー。あるいは随筆。 - Revue de l'art, le livre, la musique etc, ou essai.
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    ヴィクトリア&アルバート博物館


    ロンドンにある世界最大級のデザイン、工芸系の博物館です。
    ‘V&A’ として知られており、日本でもグッズをよく目にします。

    世界、古今東西の美術・工芸品を収蔵展示しており、その膨大なコレクションはとても一日では見切れるものではありません。マストをまわりつつ、他は自分の興味、趣味に合わせて、スポット的に鑑賞するのがよさそうです。
    企画展(無料もしくは有料)もあるので、チェックして行きたいです。

    絵画では、「ラファエロのカルトン」の専用ギャラリーがあり、貴重かつ見応え十分です。
    また、フレデリック・レイトンの1対の壁画があるので、ヴィクトリア朝絵画ファンは見逃せないです(訪問時は片方は立ち入り不可になっていました)。

    陶磁器は、収蔵庫をそのまま見せているような圧倒的物量の展示室になっており(下のピクチュアの前後面あるガラスケースがずっと続きます)、見応えは十分すぎますが、やはり入りはまばらでした。ルーシー・リーの工房を再現した展示がありましたが、肝心の作品が少なく少々残念でした。

    V&Aはロンドンのミュージアムの中でも特にミュージアムショップ、カフェテリアが充実しています。
    ショップの方は、日本でもおなじみのV&Aオリジナルグッズやセレクト品があります。フロア面積、物量があるので、あらかじめ、オンラインショップであたりを付けて行った方が吉と思います。
    カフェテリアは、キッチンで本格的な料理を供しているのでクオリティが高いです。また、有名なギャンブル・ルームで食べられるということでテンションも上がります。なにせコレクションが膨大なので、上手く休憩に使いたいですね。


    フレデリック・レイトンの壁画


    陶磁器のコレクション
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    デザインミュージアム


    ロンドン、ケンジントン地区に位置するコンセプトミュージアムです。

    昨年2016年に現在の場所に移転オープンしたそうです。
    展示内容は、もちろんデザイン一般なのですが、(近現代の)工業、工芸デザイン寄りです。
    家電なども結構あり、日本のゲーム機、コンピュータなどもあったかと思います。
    靴好きとしては、革靴のクラフトワークを紹介する展示があって良かったです。

    常設展示以外に、企画展示(無料もしくは有料)をやっています。
    私が訪問した時は、カルティエの企画展示をしており、入場無料ながら結構な充実度でした。

    美術館の多いロンドンにあって規模やロケーション的に見て、また近くに総合デザイン美術館のV&Aがあり、優先度は高い美術館とはいえないかもしれません。
    企画展示はユニークなものをしているようなので,企画展示内容を見て訪問すると満足度が高いかと感じます。
    ミュージアムショップはやはりセレクトが良いです。
    コートールド・ギャラリー


    ロンドン、サマセット・ハウス内にある美術館で、実業家サミュエル・コートールドのコレクションを基礎としています。
    ロンドン大学付属の機関であるため、ロンドンでは珍しく有料の施設となっています。

    印象派、ポスト印象派のコレクションが充実、というように紹介されることが多いようですが、展示内容はこれだけに留まらず多岐にわたっています。
    中世宗教美術、ルネサンス、バロック、印象派以降~現代美術を核として、とても広い範囲を扱っています。
    あまり詳しく確認しませんでしたが、現代美術などは企画展示を行っているようでした。

    サマセット・ハウスの一角を占め、それほど大きな美術館ではありませんが、各階いずれも凝縮されており見ごたえがあります。
    特に、印象派周辺画家(マネ~ポスト印象派)は、マネの「フォリー・ベルジェールの酒場」をはじめとして、数こそそこまではありませんが、教科書級の作品がそろっています。
    ほか、クラナハの「アダムとエヴァ」、ルーベンスの「キリスト降架」など魅力ある作品が多数あります。
    日本ではあまり名は知られていないかもしれませんが、時間があればぜひ一見しておきたい美術館です。
    フィンランド独立100周年記念 フィンランド・デザイン展 府中市美術館
    フィンランド独立100年を記念する巡回展です。
    フィンランド・デザインは、かなり現代日本の生活に入り込んでいるので親しみのある展覧会になっていました。

    アイコニックな存在であるムーミンをはじめとして、イッタラ、ヌータヤルヴィ、アラビア、アルテック、マリメッコのおなじみのデザインが並ぶ展示室になっていて、雑貨屋やアンティークショップをめぐるような気軽さがあります。
    イッタラのティーマ、カルティオ、カステヘルミ、アラビアのトゥオキオ、マリメッコのウニッコなどなど、どんなに時代がたとうとも色あせない普遍性があるのだなと思います。展示室にあってもキッチン・食卓にあってもどちらもデザインが生きているというのもすごい。
    純日本の漆塗りや螺鈿細工などは奇麗であっても、日常には容易に入り込めないですしね。

    すでに予備知識がある人、ヴィンテージコレクターのような人には物足りない部分もあるのでしょうが、ライトな層がフィンランド・デザインを一望するのにはとても良い機会と思いました。
    アラビアのムーミンマグのオリジナル原画、コレクションや、ヴォッコ・エスコリン - ヌルメスニエミのテキスタイル展示などは個人的に満足でした。
    大英図書館


    ロンドンの大英図書館は世界有数の規模を誇る図書館です。
    ビジターは基本的には資料閲覧など利用はできませんが、歴史的に貴重な資料をおさめた常設の展示室があり、こちらは自由に見学することができます。
    また、企画展(有料)もやっています。

    こちらには、アリスファンとして、ルイスキャロルの原稿など、アリス関係資料があると思って行きましたが、訪問時は残念ながら発見できませんでした。
    エントランスロゴのアリスは釣りじゃないかという感じですがやむをえません。
    常設展示室は古今東西の一級資料、また書籍から楽譜、美術的資料まで幅広く扱っていました。
    資料はデジタルアーカイヴ化されており、専用端末でいろいろと閲覧することができます。「地下のアリス」は端末で見られました。

    併設のショップでは書籍、グッズなどいろいろと取り揃えていました。アリスグッズなどもあります。
    カフェは、オリジンコーヒーというシングルオリジン系のカフェが入っています。ロンドンは、東京ほどスペシャリティコーヒーが充実していないなか、オリジンコーヒーは味もよくおすすめです。
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